「東京の生活費が高くて、もっとコストを抑えたい」と感じていませんか?特に家族で暮らしていると、家賃や日々の生活費が家計を圧迫することはよくあります。そんな中、「北海道に移住すれば生活費が抑えられるのでは?」と考えたことがある方も多いのではないでしょうか。
実際、私も同じ悩みを抱え、家族で東京から北海道に移住して8年が経ちました。結果的に、生活費を大幅に抑えることができただけでなく、家族全員がより豊かな生活を送れるようになりました。この記事では、北海道と東京の生活費を具体的に比較し、どのように節約ができるか、その実際の数字と私の経験に基づいてお話しします。
特に家賃、食費、交通費など、移住前に気になるポイントを中心に、移住することでどれほどの節約効果があるのかを解説していきます。これから移住を考えている方にとって、きっと参考になる情報が詰まっていますので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
北海道 生活費と東京の家賃比較
北海道と東京の家賃を比較すると、北海道の方が大幅に安いことが分かります。結論として、同じ広さや設備の物件でも、東京の家賃は北海道に比べて約1.5倍から2倍程度高くなることが一般的です。家計における家賃の負担が軽減されるため、北海道に移住するメリットの一つとして挙げられます。
例えば、東京の都心で2LDKの賃貸マンションを借りる場合、家賃は15〜20万円前後が相場です。一方で、北海道の札幌市内で同じ広さの物件を借りる場合、家賃は8〜10万円ほどになります。さらに、札幌から少し離れた地方都市では、家賃は5〜6万円程度で広々とした物件が手に入ることも珍しくありません。
- 東京の2LDKマンション:15〜20万円
- 札幌市内の2LDKマンション:8〜10万円
- 札幌近郊の2LDK物件:5〜6万円
また、家賃が安いだけでなく、北海道では駐車場代が無料の物件も多く見られます。東京では月々2〜3万円かかることが多い駐車場代も、北海道ではかからないか、非常に安価です。北海道では東京と異なり車移動が基本となるため、駐車場代についても見逃すことはできません。
家賃(や駐車場代)を節約し、その分を貯金やレジャーに回せるなど、北海道での暮らしは家計に優しい一面を持っています。
家賃の差はどれくらい?北海道の賃貸相場
北海道と東京の家賃の違いは、移住を検討する際に最も気になるポイントの一つです。結論から言えば、北海道の家賃は東京に比べてかなり安いです。特に、同じ広さや設備の物件を比べると、その差は歴然です。
例えば、私たちは東京で地下鉄の駅から徒歩5分以内の2DKのマンション(築35年)に家族4人で住んでいましたが、月々の家賃は12万円でした。しかもこのマンションは幹線道路に面していたため、毎日深夜に救急車のサイレンが響き渡り、夜中に目が覚めることが何回もありました・・・
一方、北海道の札幌近郊に移住直後のアパートでは、最寄り駅まで徒歩5分、間取りは2LDK(広さ1.5倍)、築3年、温水便座、シャンプードレッサー有りでも6万円以下で住むことができました(ただし、エアコンはありません)。もちろん、夜に救急車のサイレンが響くこともなく、静かな夜を過ごせました(あまりの静かさに私たち家族を置いてご近所さんはどこかへ行ってしまったのでは?と思ってしまいました)。また、もっと駅から離れたり、築年数が古くても構わなければ3LDKで5万円以下という物件もありました。
このように家賃が安いことで、生活費を抑えたり、広めの物件に住む選択肢も広がります。私たちのように家族がいる場合、子どもがのびのびと遊べるスペースがある物件も十分に選ぶことができます。家賃を減らすことで、家計が助かり、快適な生活が実現できるでしょう。
賃貸選びのポイント:東京 vs 北海道
東京と北海道で賃貸物件を選ぶ際、重視するポイントは大きく異なります。まず、東京では「駅からの距離」や「通勤の便利さ」が重要視されることが多いです。これに対して、北海道では「冬の暖房設備」や「雪の除雪対策」が賃貸選びのポイントになります。
具体的には、東京で物件を探す際は「駅から徒歩10分以内」といった条件が多くの人にとって重要です。通勤時間を短縮したり、電車やバスの利用がしやすい場所が人気です。しかし、北海道では寒さが厳しいので、冬に備えた暖房設備が充実しているかどうかがポイントです。特に、断熱性能が高い物件は、光熱費の節約にもつながるため気密性は気にした方がよいです。
また、雪の多い地域では、駐車場の除雪対応や、家の周りで雪が積もった時にどのように対応するのかも確認が必要です。雪が降ることを前提にした生活スタイルが求められるため、冬の快適さを考慮した物件選びが重要です。
カーポートや車庫を備えている賃貸物件が見つからなかったため、車の上に積もった雪を30分かけておろしてました。そうしないと車が出せないんですよ・・・あと、除雪した雪を置いておくスペースも事前に確認しましょう。道路に出すことはできないですし、隣の敷地に除雪した雪を置いてしまうとご近所トラブルにも繋がってしまいます。
このように、東京と北海道では物件選びの基準が異なるため、地域の特性に合った条件を優先することが大切です。
北海道と東京の食費の違いとは?
北海道と東京では、食費に大きな違いが見られます。食材自体の価格や購入場所、食材の輸送コストが地域によって異なるため、食費の差が生じるのです。北海道は農産物や海産物が豊富なため、地元で生産された新鮮な食材を比較的安価に手に入れることができます。しかし、輸送が必要な商品や、特定の都市部で人気の高い商品は、東京の方が安く手に入ることもあります。
例えば、北海道では新鮮な野菜や魚が手頃な価格で購入できる一方、東京で売られている一部の加工食品や全国チェーンのスーパーで売られる商品は、北海道では割高になることがあります。したがって、どこでどのような食材を購入するかによって、食費に差が出ます。食費の管理を考える際には、地域ごとの特性を理解し、効率よく買い物をすることが大切です。
食料品価格の違いを具体的に比較
食料品の価格は、北海道と東京で大きく異なります。結論として、北海道の方が地元の新鮮な食材を安く手に入れることができる場合が多いです。たとえば、ジャガイモや玉ねぎといった野菜は北海道産が多く、地元では1袋あたり100円ほどで手に入ることもありますが、東京では同じ量で150円以上することが一般的です。しかも、北海道のスーパーなどでは複数品種のジャガイモが売られていることも多く、献立に合わせて適したものを選べます。
また、海産物も同様で、北海道ではサケやホタテなどの新鮮な魚介類が手頃な価格で手に入ります。特に、地元の市場では安く買えることが多いです。一方、東京ではこういった新鮮な魚介類は流通に時間がかかり、値段が高くなる傾向にあります。
- 北海道のジャガイモ(1袋):100円前後
- 東京のジャガイモ(1袋):150〜200円
- 北海道のサケ1切れ:約200円
- 東京のサケ1切れ:約300円以上
このように、食材によっては北海道の方が大幅に安くなるため、日常的な買い物での節約につながる可能性があります。
北海道で食費を節約する方法
北海道では、食材が新鮮で手に入りやすいことを活かして、さらに食費を節約することが可能です。まず、地元の市場や産地直売所を活用するのが効果的です。これらの場所では、スーパーよりも安価で旬の野菜や果物を購入することができます。さらに、大量に購入して自宅で保存したり、冷凍したりすることで、長期的に食費を抑えることができます。
また、道の駅に必ずと言っていいほどある地元の農家さんが提供する「直売所」を利用するのもおすすめです。例えば、ジャガイモや玉ねぎ、トマトといった日常的に使う野菜をまとめ買いすることで、割安で手に入れることが可能です。
- 産地直売所での大量購入で割引を受ける(いわゆる箱買い)
- 冷凍保存して食材を無駄にしない
- 旬の食材を積極的に取り入れることで費用を抑える
さらに、季節ごとの食材を上手に取り入れることも節約のポイントです。旬の食材は豊富に流通しているため価格が安く、しかも味も非常に良いです。
我が家のお気に入り野菜は「アスパラガス」です。東京で暮らしていた時は、ほとんど食べていませんでしたが、移住して間もない時に食べて衝撃を受けました。北海道産の旬のアスパラガスは、太い、柔らかい、甘いです。こんなに美味しいのに1束300円ほどで買えるのか・・・このことに気づいてから毎年必ず買って食べるようになりました。
交通費の差:北海道と東京でこんなに違う!
北海道と東京では、交通費にも大きな違いがあります。結論として、東京では電車やバスなど公共交通機関を使うことが一般的であり、定期券や交通カードの利用で費用を抑えることが可能です。一方、北海道では車が必要な地域が多く、ガソリン代や駐車場代がかかるため、交通費の割合が増える傾向にあります。
たとえば、東京では月々の通勤定期代が約1万円から1万5千円程度ですが、北海道の地方都市では車を持つことが前提となるため、月々のガソリン代が1万円から2万円ほどかかることもあります。さらに、冬季は雪道での運転が必要になるため、スタッドレスタイヤの購入や交換費用も考慮しなければなりません。
• 東京の通勤定期代:1万円〜1万5千円
• 北海道のガソリン代(月):1万円〜2万円
• 冬季のタイヤ交換費用:1回2千円〜15千円(自分で交換すれば0円)
交通費は生活費に大きく影響するため、移住を考える際には自分の生活スタイルに合った交通手段を検討することが重要です。
公共交通機関の利用コストを比較
東京と北海道では、公共交通機関の利用コストも大きく異なります。結論から言うと、東京では公共交通機関が非常に発達しており、比較的安価で移動することができます。特に、定期券を利用することで、通勤や通学にかかる費用を抑えることができます。一方、北海道では地域によっては電車やバスの本数が少なく、車を使わなければならない場合が多くなります。
東京では、たとえば地下鉄やJRを利用した通勤定期代が月1万円ほどで済みますが、札幌市内のバスや地下鉄を利用する場合は、同じ距離でもやや高めの料金設定が多いです。さらに、札幌以外の地域では公共交通機関の選択肢が限られているため、バスの利用が中心となり、1回あたりの運賃が東京に比べて割高になることがあります。
• 東京の通勤定期代:月1万円〜
• 札幌市内の通勤定期代:月1万2千円〜
• 地方のバス利用:1回あたり200〜300円
このように、公共交通機関の発達度合いや利用コストは地域によって大きく異なるため、自分の生活に合った移動手段を事前に確認することが大切です。
車が必須?北海道の交通事情とそのコスト
北海道では、車が生活の必需品となる地域が多くあります。特に、都市部以外では公共交通機関が少ないため、日常の買い物や通勤、子どもの送り迎えなどに車を使うのが一般的です。結論として、車を持つことでガソリン代や維持費が発生するため、交通費は東京と比較して高くなることが多いです。
例えば、札幌市内でも一部地域では車がないと不便で、月々のガソリン代が1万円ほどかかります。加えて、雪が多い北海道では冬季のスタッドレスタイヤが必須となり、その交換費用やタイヤ自体の購入費も負担になります。さらに、車を保有する場合には駐車場代や保険料も必要です。
• ガソリン代:月1万円〜2万円
• スタッドレスタイヤ購入:1セット4〜5万円
• 駐車場代:札幌市内で月5千円〜1万円
車を使うことで生活の自由度が増す一方、交通費は東京と比べて高くなるため、移住を考える際には車の維持費も考慮する必要があります。
冬の暖房費はどのくらいかかる?
北海道と東京では、冬の暖房費に大きな差があります。結論として、北海道の冬は非常に寒いため、暖房費が東京に比べて格段に高くなることが多いです。具体的には、北海道の家庭では冬の暖房費が月から2万円から3万円ほどかかることが一般的ですが、東京ではそれほど高くはなりません。
たとえば、北海道の冬は11月から3月まで厳しい寒さが続きます。この期間中、暖房を常に使用するため、灯油やガス、電気代が大きく増加します。特に、床暖房やセントラルヒーティングを使う家庭では、月々の暖房費が4万円を超えることも珍しくありません。一方、東京では冬でもそこまで寒くならないため、エアコンや電気ストーブだけで十分です。
• 北海道の冬の暖房費:2万円〜
• 東京の冬の暖房費:5千円〜1万円
このように、北海道の厳しい寒さに対応するためには、暖房費が重要な生活費の一部になります。
東京と北海道の暖房費を具体的に比較
東京と北海道では、冬の暖房費に大きな差が生じます。結論として、東京の暖房費は比較的安く、月5千円程度で済むことが多いですが、北海道では寒さが厳しいため、月4万円以上かかることもあります。この差は、使用する暖房機器や部屋の広さにも影響されます。
たとえば、東京では一般的にエアコンや電気ヒーターを使う家庭が多く、その電気代は月5千円前後です。しかし、北海道では寒さが厳しいため、エアコンだけでは十分な暖を取ることができません。そのため、灯油ストーブやセントラルヒーティングが主流であり、これらは使用量に応じて燃料費やガス代が大きく変動します。札幌市内では、灯油を1シーズンで500リットル以上使うこともあります。暖房の代表的な燃料は灯油、ガス、電気の3種類があり、2024年9月現在ではこの順番に安くなっています。
2024年10月現在でも原子力発電所が稼働していないため、オール電化の家は電気代が非常に高くつくようです。
家の断熱性能が甘いと一軒家の場合は毎月10万円以上も電気代がかかると言っている人もいました(本当に?)。
• 東京の冬の暖房費:月5千円前後
• 北海道の冬の暖房費:月2万円以上
• 札幌での灯油使用量:500リットル〜
このように、地域によって暖房費は大きく異なるため、移住を検討する際には暖房費も重要な要素となります。
北海道で暖房費を抑えるための工夫
北海道で暖房費を抑えるには、いくつかの工夫が必要です。結論として、断熱性の高い家に住むことや、効率的な暖房機器を使用することが重要です。これにより、冬の寒さをしっかり防ぎつつ、コストを抑えることが可能です。
まず、断熱性の高い窓(トリプルガラス、樹脂サッシ)や壁を備えた家を選ぶことが、暖房費を抑える最も効果的な方法です。断熱性能が高ければ、暖房の効率が上がり、室内の温度が保たれやすくなります。また、厚手のカーテンやカーペットを使用することで、窓や床からの冷気を防ぐこともできます。さらに、最近では省エネタイプの暖房機器が普及しており、これを使うことで燃料費や電気代を大幅に削減することができます。
• 断熱性の高い窓・壁を採用
• 厚手のカーテンやカーペットで冷気を防ぐ
• 省エネタイプの暖房機器を使用
これらの工夫を行うことで、暖房費の負担を軽減し、快適な冬を過ごすことができるでしょう。北海道の厳しい冬でも、節約しながら暖かく暮らすためには、計画的な工夫が大切です。
北海道移住で他にかかる費用は?光熱費や雑費も要注意
北海道に移住すると、家賃や食費だけでなく、光熱費や雑費といった日常生活の費用にも違いが出てきます。特に子育て世代にとっては、東京ではあまり気にしなかった出費が発生することが多く、事前の準備が必要です。結論として、冬の暖房やお湯の使用による光熱費が高くなるだけでなく、子どもの防寒具など冬に関連した雑費が思った以上にかかることが多いです。
例えば、北海道の冬では暖房をつけっぱなしにするため、電気代やガス代が東京よりも高くなりやすいです。また、冬場は外で遊ぶ機会が減るため、屋内施設で遊ぶことが増えます。そうした施設の利用料も積もり積もると意外な負担になります。さらに、子ども用の防寒具の買い替えは毎年のように必要になり、これも雑費として積み重なります。
• 冬の暖房代やお湯の使用による光熱費増加
• 子どもの防寒具の購入費
• 屋内遊びの施設や冬のアクティビティにかかる費用
これらの出費は、特に冬の生活で増えるものですが、子育て中の家庭にとっては避けられない部分です。移住前にしっかりと予算に含め、余裕を持って生活設計をすることが、北海道での生活を快適にするカギとなります。
水道・電気代の差を具体的に解説
北海道と東京では、水道代や電気代の面でも違いがあります。結論として、北海道では東京よりも電気代が高くなることが一般的です。これは、冬場に限らず、日照時間が短いために照明を使う時間が長くなることや、寒冷地であるため電気機器の使用が増えることが要因です。一方で、水道代は地域差があるものの、札幌市などでは東京よりもやや安い場合が多いです。
例えば、北海道の電気代は1か月あたり1万円を超える家庭が多く、特に照明や電化製品を多く使う冬場はさらにコストがかかります。一方、東京では月5千円程度で済むことが多いため、電気代には大きな差があります。水道代に関しては、東京23区内の平均が月6千円前後に対し、札幌市などではそれよりも少し安くなることが一般的です。
• 北海道の電気代:月1万円〜
• 東京の電気代:月5千円前後
• 北海道の水道代:東京よりも若干安い場合が多い
光熱費のうち、電気代を1つとっても東京に比べて大きな負担になることが多いため、事前にしっかりと計算しておくことが大切です。
移住後に気を付けたい意外な雑費
北海道に移住すると、東京ではあまり気にしなかった雑費が発生することがあります。特に、子育て世代にとっては、新たな生活環境に適応するためのコストがかかることも少なくありません。結論として、冬の子どもの衣類や、外出や雪遊びのための防寒具が意外と大きな負担になることが多いです。
たとえば、北海道の冬は厳しく、子どもが外で遊ぶためにはスキーウェアや厚手の手袋、帽子、スノーブーツ、小さい子であれば脚半(きゃはん)などが必要です。これらの防寒具は成長に合わせて毎年買い替える必要があり、意外な出費となることがあります。また、冬場は外遊びが限られるため、室内で遊べる施設やアクティビティを利用する機会が増え、その利用料も家計に影響します。さらに、保育園や学校で必要な冬の特別な道具や教材なども含まれ、子育てにかかる雑費は東京とは異なる部分が多くあります。
• 子ども用の防寒具の購入費
• 室内遊び施設や冬のアクティビティの利用料
• 冬場に必要な子どもの学校用具や教材
これらの費用は、事前に想定しにくいものですが、子どもが健康で快適に過ごすためには必要な出費です。北海道特有の冬対策をしっかりと準備しておくことで、子どもも楽しい生活が送れるようになります。
移住を決める前にコストの違いをチェックしよう
北海道と東京では、生活費に大きな違いがあります。そのため、移住を決める前に各種のコストをしっかりと確認することが重要です。結論として、事前に生活費の違いを把握することで、移住後に予想外の支出で困ることを防ぐことができます。
具体的には、家賃や食費、光熱費など、生活に直結する費用は、地域によって大きく変わります。例えば、北海道は家賃が安い一方で、冬の暖房費が高くつくことがよくあります。また、公共交通機関の利用頻度や車の維持費なども異なるため、全体的なコスト構造を理解しておくことが必要です。
- 家賃、食費、光熱費などの基本的な生活費を確認
- 冬場の暖房費や車の維持費を想定する
- 移住後に発生する雑費にも注意を払う
しっかりとコストの違いを調べることで、移住後も無理のない生活を送るための準備が整います。
移住前に試算してみよう!コスト差の確認方法
北海道への移住を考えているなら、移住前に生活費を試算してみることが大切です。移住後に「思っていたより高かった」と感じることを避けるため、事前に具体的な金額を知っておくことがポイントです。結論として、現地の情報を集め、試算することで安心して移住を進められます。
まず、インターネットを検索して一般的な東京と北海道の生活費を比較したサイトを見てみましょう。企業や個人の方がまとめてくれています。また、ふるさと回帰支援センター(日本最大の移住相談窓口)や移住先市町村の移住希望者向けのサイトで提供されている資料も参考になります。生活費の中でも大きな割合を占める家賃や光熱費、子育てにかかる費用などは必ず抑えておきましょう。
- 生活費の比較を取り上げているサイトを見る
- ふるさと回帰支援センターや移住先市町村の移住希望者向けサイトから情報収集
- 家賃、光熱費、子育て関連費を重点的に試算
事前にリアルな数字を確認しておくことで、移住後の生活設計がより現実的になり、スムーズな移住が可能となります。
なお、我が家については次のように試算しました。参考になれば幸いです。
項目 | 東京 | 札幌の近郊都市 |
家賃 | 12万円 | 6万円 |
光熱費(電気、ガス、水道) | 2万円 | 3万5千円 |
子育て関連費 | 2万円 | 3万円 |
無理なく移住するためのステップとポイント
北海道への移住を無理なく進めるためには、いくつかのステップを踏み、計画的に準備を進めることが重要です。結論として、焦らずに情報収集し、実際の生活をイメージすることが、成功のカギとなります。
我が家も移住を実行するまでに2年ほど検討を重ねました。
私たち夫婦だけではなく子供たちの将来をも左右する重大なことなので事前の準備にはかなりの力を注ぎました。
まず、移住先の地域を具体的に決め、現地を訪れるなど、実際の生活環境を確認することから始めましょう。北海道の場合、過ごしやすい夏ではなく、冬に行くことをお勧めします。北海道の冬の生活は1年を通して一番過酷なので、移住前に是非とも知っておきましょう。「雪」と「寒さ」が都心とは段違いです。我が家の結論としては、「寒さ」は室内が暖かく快適で、外での滞在時間を短くできれば、あまり支障にはなりませんでした。一方、「雪」は非常に厄介だと感じました。雪が降ったら除雪をするのですが、体力と時間をそれなりに奪われます。道も狭くなるし、道の脇に積まれた雪により視界が遮られ、車を運転していて怖い思いもしました。
また、生活費や仕事の面でも現地の情報を入手し、家計にどれだけの影響があるかを計算しておくことが大切です。次に、住居選びや子どもが通う学校の情報も事前に調べ、家族全員が安心して暮らせる準備を整えましょう。
- 移住先の候補を決め、現地(北海道の場合は冬がおすすめ)を訪れる
- 生活費や仕事に関する情報を集め、試算する
- 住居や学校の選択肢を事前に確認する
これらのステップを踏むことで、移住後もスムーズに生活がスタートし、無理のない生活が実現できます。
移住後に職場の人から「この地域は雪が少ないから冬もそんなに苦労しないよ~。よかったね~。」と言われました。
が、実際に冬が訪れてみると膝上まで雪が降り積もり、「これが少ないって?いやいやいや、これは多いって・・・騙された・・・」と思いました。
その後、職場の人へ「私たち東京から来た人間における雪が少ないレベルは、足のくるぶしぐらいまでのことなんですけど・・・」と言ったらみんながウケてました。感覚の違いですね。
その後、移住して数年も過ぎると、私たちも北海道では雪が少ない地域なんだなと思うようになりました。住めば都ってことでしょうか。
最後まで記事をお読みいただき、ありがとうございました。皆様の移住成功の一助となれば幸いです。